アンディとロックとベンガルトラとウィスキーと俺

皆さんは“青春の終わり”を感じた事があるだろうか?

 

 

 

2014年の夏、私はsweet love showerというフェスにいた。

 

ロックバンドandymoriのラストライブ(になるはずだった)を観るためである。

 

*“なるはずだった”というのは、ファンならご存知かと思うのだが、解散ライブの日にボーカルが「もう一回ライブやろう!」と言い、結果的に武道館ライブをやってから解散という運びになったからだ。

 

 

 

 

終演後、真っ赤に目を腫らしながら、冒頭のように「あぁ、青春って終わっちゃうんだなぁ。」なんて、セカオザみたいなことを呟いたものである。

 

邦楽のロックであれば、The Blue Heartsの影響を言ってはばからない私であるが(もちろん他にも好きなのたくさんあるけど)、andymoriも同じ系統にあると思っている。

 

事実、そんな本人たちのインタビューも存在する。

 

ちなみにスピッツもブルーハーツの影響を受けているのは有名な話ですよね。

 

3者ともに言えるのはやはり、言葉のチカラ。

 

パンクであり、フォークであり、文学であり、つまりは“思想”であるということだ。

 

コンプレックスや怒りを力に変えろ。ユニークであれ。

 

セックスピストルズもオアシスもグリーンデイも、はたまたボブディランやザフーも。多くの先達が同様のメッセージを投げかけた。

 

そんな彼らの足跡の前に、andymoriも、もちろん僕もいると思っている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな中、どうして僕にとってandymoriが特別だったのか。

 

もちろん年が近いというのもある(7つ上かな?)。

 

しかしながら、何よりも自分に刺さったことを言語化しよう。

 

それは、“諦め”だ。

 

彼らの曲の中には、抗いようのない、どうしようもない現実っていうのが確かにあって、それに対する諦めがあった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彼らの楽曲に“16”という曲がある。

 

そこにこんな一節がある。

 

「どこにもいけない彼女たち

 

駅の改札を出たり入ったり

 

変われない明日を許しながら

 

なんとなく嘘をつくのさ」

 

 

 

 

 

また、“1984”という曲ではこう歌う。

 

「5限が終わるのを待ってたわけもわからないまま

 

椅子取りゲームへの手続きはまるで永遠のようなんだ」

 

 

 

 

 

 

 

1991年、私は生まれた。

 

バブルもとっくに弾け、いつだったか忘れたが、ある日を境に土曜日の学校がなくなった。

 

いわゆる「ゆとり」の中を生きてきた。

 

では、ゆとり教育の中で自主性がはぐくまれ、脱詰め込みからの自由を謳歌できたかというと、それは否である。

 

形骸化した自分らしさの脅迫の中で、昭和的な価値観から脱却できもせず、結局は「ゆとり」と馬鹿にされたまま、教わってないからやっぱり結局バカのままで(こういう仕事し始めてから、勉強しなおしたことは枚挙に暇がない)、青春時代をすごしてきた。

 

 

 

 

 

 

そんな中、性急なビートに乗って、まくしたてるように歌うバンドに出会った。

 

それがandymoriだった。

 

意味がないようでいて、実は精巧に作られた言葉。スリーピースということもあるだろう、やたらと動くベースライン。暴れん坊のドラム。どれをとっても奇跡としかいいようがなかった。

 

そして、前述の通り、歌詞の端々に出てくる諦めは、パンクであるにもかかわらず、どこかやさしい響きで僕の耳に飛び込んできたのである。

 

 

 

 

 

 

 

 

過去の話ばかりでごめんなさい。

 

今、初期andymori3人は、長沢知之というシンガーソングライターを加えたメンバーで、ALというバンドをやっています。

 

https://www.youtube.com/watch?v=X9vkisNS_yQ

 

そう、物語は続いているのだ!

 

より大人になった4人が奏でるサウンドも円熟味を増して、最高ですよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、何を隠そう、昨日はボーカル小山田壮平さんのソロライブに行ってきました。

 

いや〜懐かしくなっちゃってね。だからこんな自分語りなブログを書いている次第でAL。

 

everything is my guitarのカウントで泣けた(笑)

 

ソロでやっている曲もまた良し。音源化されてないのばかりだけど。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アンコールの最後は「sunrise&sunset」って曲で終わった。

 

その曲こそ、今日のブログ内容に相応しい。

 

 

 

 

 

sunrise&sunset 嘘つきは死なない

sunrise&sunset 争いはやまない

sunrise&sunset 欲しいものは尽きない

sunrise&sunset 悲しみは消えない

 

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=P9ywrHzyXdU

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こんな明るい曲調で歌われる世界の本質は、あの頃から何も変わらないけれど、僕はちょっぴり大人になって、そんな世界と折り合いをつけて生きていく術を身につけてしまったみたいです。

 

これも一種の青春の終わりでしょうか。

 

では、またね。

スポンサーサイト

コメント